人物篇 > 放射線治療 > フロイント  

前項目  目次  次項目

フロイント  Leopold Freund flag

経歴と業績

dummy

フロイント (Leopold Freund, 1868-1943) [3]

オーストリアのボヘミア地方(現チェコ共和国)に生まれ,ウィーンで医学を学んだ.内科医,小児科医であったが,1896年11月,有毛性母斑の5歳女児の背部にX線を照射し,治療に成功した[1].これは世界初の放射線治療とされる.その後も研究を続け,1903年には放射線治療の教科書を著した[2].1904年,Holzknecht, Kienböckとともにウィーン大学放射線科の講師となった.ユダヤ人であったため,1938年にナチの迫害を逃れてベルギーに移住した[3].

 

 

 

 

出典